「ダンダダン」に登場するフラッドウッズモンスターは、読者に強烈なインパクトを残す宇宙人キャラとして知られています。
本記事では、フラッドウッズモンスターの元ネタや能力、強さに加え、何巻に登場するのかも詳しく解説します。
「フラッドウッズモンスターってどんな存在?」「本当に強いの?」「登場シーンが気になる!」という方は、この記事を読めばすべてが分かります!
この記事を読むとわかること
- フラッドウッズモンスターの元ネタや事件の詳細
- 作中での能力や強さ、登場巻の情報
- 『ダンダダン』における役割と物語への影響
フラッドウッズモンスターは何巻・何話で登場する?
フラッドウッズモンスターは、物語の導入部にして強烈なインパクトを残す敵キャラとして登場します。
このキャラクターは、ヒロイン・モモの自宅敷地に出現し、序盤のストーリーにスリルと緊張感をもたらしました。
「この宇宙人は何者なのか?」という読者の好奇心を強く刺激するエピソードとなっています。
登場は単行本1巻・第2話!
フラッドウッズモンスターは、『ダンダダン』単行本第1巻・第2話にて登場します。
登場のきっかけは、モモが鳥居に貼っていた結界の札を不用意に剥がしてしまったことにあります。
その結果、封印されていたフラッドウッズモンスターが解き放たれ、敷地内に侵入・襲撃という衝撃的な展開が描かれます。
初登場シーンのあらすじとインパクト
初登場時のフラッドウッズモンスターは、まるで相撲取りのような巨体と不気味な表情で、読者に強烈な印象を残します。
突如現れたこのモンスターは、黒い霧をまき散らしながらモモを追い詰め、さらに異常な身体変化を見せて読者の度肝を抜きます。
このシーンは、『ダンダダン』がただの学園コメディではないと感じさせる、物語のトーンを決定づける重要な場面です。
フラッドウッズモンスターの元ネタは1952年の実在UFO事件
「ダンダダン」に登場するフラッドウッズモンスターには、実在のUFO事件がモデルになっているという事実があります。
この元ネタとなった事件は、アメリカで実際に報告された「フラットウッズ事件」であり、UFO・未確認生物ファンの間では伝説的存在となっています。
創作と現実が交差するこのモンスターの背景は、作品のリアリティを高める一因でもあります。
アメリカ・フラットウッズ事件とは?
1952年、アメリカ・ウェストバージニア州フラットウッズにて、発光体の墜落と、それに続く“怪物”の目撃証言が報道されました。
複数の少年とその母親が、空から落ちてきた火の玉を追って森に入ると、目の光る異形の存在と遭遇。
その際、周囲には刺激臭の強い霧が立ち込めており、数日後に体調不良を訴える人々も現れました。
実際に目撃されたモンスターとの共通点と違い
目撃証言によると、フラットウッズの怪物は全長約3.66m、スペード型の頭、赤く光る目、緑のローブを特徴としていたと言われています。
ダンダダンのフラッドウッズモンスターもまた、巨大な体格と不気味な容姿、霧の演出という共通点をもち、明らかにこの事件を意識してデザインされています。
ただし、ダンダダン版ではより攻撃的かつ肉体的な存在としてアレンジされており、「足を生成する」など、オリジナル要素も加えられています。
フラッドウッズモンスターの能力とその恐怖
フラッドウッズモンスターは、その不気味な見た目だけでなく、驚異的な特殊能力でも読者に強烈な印象を与えます。
中でも「黒い霧」と「胴体から足を生やす能力」は、常識では考えられない脅威として描かれ、主人公たちを追い詰めました。
ここでは、その異常性と恐怖の正体に迫ります。
黒い霧の正体と効果
フラッドウッズモンスターの代表的な能力が、毒性をもつ「黒い霧」の噴出です。
この霧を吸い込んだ者は、意識が朦朧としたり、咳き込み出血するといった症状に襲われます。
直接攻撃を受けずとも無力化される危険性を秘めたこの能力は、作中でも非常に厄介な存在として描かれていました。
胴体から足を生やす異常能力
もう一つ特筆すべきなのが、フラッドウッズモンスターが胴体から新たな足を生やす能力です。
これは、腕を失ってもバランスを取り戻すために進化的に生じた能力のように描かれており、再生力や形態変化の異常性を強調しています。
なお、新たに生えた足は本体とは異なる色をしており、その不気味さは視覚的にも恐怖を誘います。
フラッドウッズモンスターの強さを検証!
フラッドウッズモンスターは、物語の序盤に登場するにもかかわらず、主人公たちを苦しめるほどの圧倒的なパワーを誇ります。
「宇宙人=知性派」のイメージを覆す、怪力型の異形として描かれており、ただの“ネタキャラ”ではない存在感を放ちます。
ここでは、実際のバトル描写をもとに、その実力をひも解きます。
作中のバトルシーンから見る実力
フラッドウッズモンスターは、一撃で相手を吹き飛ばすほどの破壊力を持ち、近接戦闘では無類の強さを発揮します。
そのパワーは、主人公オカルンが変身した状態でも劣勢に追い込まれるほどです。
力任せの戦い方ながら、その巨体と異能が相まって、まさに暴力的な存在として描写されています。
オカルンやモモとの戦闘結果
作中では、モモとオカルンの連携により、なんとか撃退に成功します。
しかしその過程では、札の力に頼らなければ勝機がなかったことからも、その強さが際立ちます。
実際、オカルンでさえ指5本を切るのが限界という描写は、フラッドウッズモンスターが初期ボスとは思えないレベルであることを物語っています。
ダンダダンの世界でのフラッドウッズモンスターの役割
フラッドウッズモンスターは、単なる敵キャラにとどまらず、作品世界の異常性と魅力を象徴する存在です。
「宇宙人」と「怪異」が共存する『ダンダダン』の世界において、その両側面を持つキャラクターとして、物語の方向性を示す役割を果たします。
ここでは、作品内での彼の立ち位置や他の怪異との比較を通して、その存在意義に迫ります。
物語序盤の恐怖を象徴する存在
フラッドウッズモンスターは、作品序盤での“恐怖の象徴”として非常に効果的に機能しています。
ギャグや青春要素も多い『ダンダダン』の中で、本物の脅威として描かれる存在は希少であり、それだけにインパクトが大きいのです。
序盤から「ただのギャグ漫画ではない」という印象を読者に与え、世界観の奥深さや恐怖のリアリティを担保するキャラとも言えるでしょう。
他の怪異との違いと特徴
フラッドウッズモンスターの最大の特徴は、霧や毒といった間接的な攻撃手段を持ちながら、肉体的な強さも兼ね備えている点です。
他の怪異が「呪い」や「精神干渉」による攻撃を得意とするのに対し、この宇宙人は生物的なリアルさと暴力性を前面に出しています。
そのため、ただ怖いだけではなく、物理的にも実害をもたらす存在として、読者に強烈な印象を残します。
ダンダダン×フラッドウッズモンスターの魅力まとめ
『ダンダダン』におけるフラッドウッズモンスターは、元ネタの神秘性と現代的なバトル演出が融合した、稀有なキャラクターです。
序盤から読者を引き込む怪異の象徴として登場し、その後の展開への期待感を大きく高めました。
まさに作品の方向性と“本気度”を示す存在として、重要な役割を担っています。
元ネタ×キャラ設定の秀逸さ
実在のUFO事件をベースにした設定は、読者の興味を引きやすく、リアリティを加味しています。
それをベースに、霧や変異といった不気味な能力を加えたことで、単なるネタキャラに終わらない魅力が生まれました。
元ネタを知ることで、より深く楽しめる設計は、ファン心をくすぐる演出といえるでしょう。
登場巻・能力・強さまで一気にチェック!
ここまで見てきた通り、フラッドウッズモンスターは、単行本1巻・第2話に登場し、
黒い霧や身体変化などの異常能力を使い、主人公たちを苦しめる強敵です。
作品の魅力を凝縮したようなキャラなので、ぜひその活躍を本編で体感してみてください。
この記事のまとめ
- フラッドウッズモンスターは1巻2話に登場!
- 元ネタは1952年のUFO事件「フラットウッズ事件」
- 黒い霧の毒と足の再生能力を持つ強敵
- オカルン&モモでも苦戦するパワー型宇宙人
- 物語序盤の恐怖を象徴する存在として描かれる
- 異形のビジュアルとリアルな設定が魅力
- 現実の怪異と創作キャラの融合が秀逸!