「呪術廻戦の時系列が複雑すぎて分からない!」そんな悩みを抱えるファンのために、この記事では呪術廻戦の物語を年表形式でわかりやすく整理しました。
両面宿儺の誕生から五条悟・夏油傑の高専時代、そして最新の渋谷事変まで、重要な出来事を時系列順に徹底解説しています。
アニメ派の方も原作ファンも、これを読めば呪術廻戦の流れを一気に把握できるはず。ネタバレを含む内容ですのでご注意ください。
この記事を読むとわかること
- 呪術廻戦の物語を時系列順で把握できる
- 両面宿儺や五条悟の過去と現在の関係が明確に
- 渋谷事変までの全主要イベントを年表で整理
呪術廻戦の時系列を一気に理解するなら年表での把握が最適!
『呪術廻戦』は多層的なストーリー構造と、複雑に絡み合うキャラクターの過去が魅力の一つです。
その一方で、時系列が前後する描写が多く、物語の流れを追うのが難しいという声も少なくありません。
そこで、年表を用いて時系列順に整理することで、より深く『呪術廻戦』の世界を理解できるようになります。
呪術廻戦の年表が必要な理由とは?
『呪術廻戦』の物語は、現代パートだけでなく過去編が随所に挟まれています。
特に五条悟と夏油傑の高専時代や、両面宿儺が生きていた千年前の出来事など、複数の時代が交錯しています。
これらを正しく理解するには、出来事を時系列で把握する必要があるのです。
アニメと原作での順序の違いに注意
また、アニメ版と原作では時系列の提示順が異なる場面もあります。
たとえば、「懐玉・玉折編」は原作では後に描かれたものですが、アニメでは第2期で早い段階に登場しています。
そのため、「いつ、誰が、何をしたのか?」を明確にするには、アニメ・原作を問わない共通の軸として年表が非常に役立つのです。
両面宿儺の誕生と呪術の起源(約1000年前)
『呪術廻戦』の物語は、約1000年前に誕生した「呪いの王」両面宿儺の存在から始まります。
この時代は、現代よりも呪術の力が強く、まさに呪術の全盛期と呼ばれていました。
宿儺の伝説と呪術師たちの歴史を紐解くことは、作品の世界観を深く理解するうえで欠かせません。
宿儺はどのようにして誕生したのか?
両面宿儺は、平安時代に実在したとされる最強最悪の呪術師で、人間でありながら呪いのような存在として恐れられていました。
彼の特徴は、腕が4本、顔が2つという異形の姿をしており、当時の呪術師たちが総力を挙げて倒そうとしましたが、誰一人として勝つことができなかったと言われています。
死後もその呪力が強すぎたため、宿儺の遺骸から切り離された20本の指が特級呪物として現代まで残り続けています。
平安時代が呪術全盛期だった理由
作中では五条悟が「呪術の全盛期は1000年前、つまり宿儺が生きていた時代だ」と語っています。
これは、呪霊が多く存在していただけでなく、それに対抗するための呪術師のレベルも非常に高かったことを意味します。
現代の呪術師で最強とされる五条悟でさえ、宿儺と本気で戦えば「どちらが勝つか分からない」と語るほどの存在なのです。
五条悟と夏油傑の呪術高専時代(2006〜2007年)
現代編で物語の中心にいる五条悟と夏油傑にも、かつては親友として共に戦った高専時代の過去があります。
この期間に起きた出来事は、のちの呪術界に大きな影響を与えるものばかりで、夏油傑が呪詛師へと転落する原因もここに隠されています。
彼らの過去を知ることで、物語全体のテーマがより深く理解できるようになります。
星漿体・天内理子との出会いと別れ
2006年、五条悟と夏油傑は高専2年生として、天元との適合者「星漿体」天内理子の護衛任務に就きます。
その過程で、呪詛師集団「Q」や刺客・禪院甚爾(伏黒甚爾)と交戦することになります。
最終的に、禪院甚爾が天内理子を殺害。五条と夏油の努力も虚しく、護衛任務は失敗に終わりました。
この出来事が、夏油にとっての人間の本質への疑念を生む第一歩となります。
夏油傑の闇落ちと呪詛師への転身
2007年、夏油傑は任務中に呪力を持つ少女たちが虐げられている村を訪れます。
そこで村人たちの非道な言動に耐えきれず、村人112人を呪霊で惨殺し、姿を消します。
この瞬間、夏油傑は呪詛師として呪術界から追われる存在となり、後に宗教団体「盤星教」を乗っ取り、裏社会へと入っていきます。
彼の変貌は、呪術師としての理想と現実のギャップが引き起こした悲劇の象徴です。
東京都立呪術高等専門学校編(2010〜2017年)
この時期は、『呪術廻戦 0巻』としても知られる乙骨憂太の物語が中心となります。
五条悟が教員として登場し、現代編へとつながる重要なキャラクターたちが描かれる、物語の前日譚的なパートです。
この編を理解することで、夏油傑の終焉や乙骨の力の秘密、そして呪術高専の役割が明確になります。
乙骨憂太と折本里香の悲劇
2010年、乙骨憂太の幼なじみ・折本里香が交通事故で死亡します。
その直後から彼女は、乙骨に取り憑く特級過呪怨霊となり、周囲の人間を無差別に攻撃する存在へと変貌します。
乙骨自身も自分の力に怯えながら、呪術高専へと保護され、呪術師としての道を歩み始めます。
百鬼夜行と夏油傑の最期
2017年12月24日、夏油傑が「百鬼夜行」と呼ばれる呪霊の一斉放出事件を起こします。
新宿と京都を中心に1000体を超える呪霊を放ち、非術師の抹殺を試みました。
これに対し、乙骨憂太と呪術高専のメンバーが応戦し、激闘の末に夏油傑は敗北、そして五条悟の手によって止めを刺されます。
この戦いを通じて、乙骨は呪いではなく愛によって里香が取り憑いていたことを知り、里香の呪いを解くことに成功します。
虎杖悠二の登場と受肉編(2018年6月〜)
物語の本編が大きく動き始めるのが、虎杖悠二の登場と宿儺の指の受肉からです。
ここから、『呪術廻戦』は主人公・虎杖を中心に、呪術師と呪霊の戦いが本格化していきます。
まさにここが物語の核心であり、全てのきっかけとも言える重要な転機です。
宿儺の指を受肉した虎杖の運命
2018年6月、杉沢第三高校にて、虎杖悠二は偶然手にした特級呪物「宿儺の指」を飲み込みます。
その瞬間、1000年前の呪い・両面宿儺が虎杖の体に復活し、彼の人生は一変します。
本来であれば即座に処刑されるところを、五条悟の判断により、すべての宿儺の指を取り込んだうえでの死刑という条件付きで生き延びることになります。
初任務と少年院での特級呪霊との戦い
呪術高専へ編入した虎杖は、同級生の伏黒恵、釘崎野薔薇とともに初任務に向かいます。
そして、英集少年院での任務で特級呪霊との激戦に巻き込まれます。
この戦いで虎杖は一度死亡しますが、宿儺との縛りによって蘇生。
ここから彼は「生きる意味」「人を殺すとは何か」というテーマに向き合いながら、自らの呪術師としての信念を築いていくようになります。
幼魚と逆罰編で明かされる呪霊の恐怖(2018年8月〜10月)
この章では、呪霊たちの陰謀と呪詛師の暗躍が表面化し、虎杖たちが本格的な危機に直面していきます。
人間を改造する呪霊・真人の登場により、物語はより不気味で凄惨な展開を見せ始めます。
また、呪術界全体を巻き込むような大きな流れの前兆が次々に現れていく重要なエピソード群です。
真人との初交戦と七海建人の活躍
2018年9月、キネマシネマで高校生が変死体として発見される事件が発生します。
この事件をきっかけに、虎杖悠二は一級呪術師・七海建人と共に調査を開始します。
そして、初めて呪霊・真人と交戦することになります。
真人は人間の魂を自在に改造する「無為転変」の術式を持ち、その残虐さと思想は、虎杖の倫理観を大きく揺さぶります。
この交戦の中で、七海の冷静な判断力と、虎杖の「人を殺さない」という強い意志が強調されました。
花御との戦闘と特級呪物奪取の一部始終
その後、京都校との姉妹校交流会が開催されますが、特級呪霊・花御が乱入し、大規模な戦闘に発展します。
伏黒や加茂、狗巻らが連携して戦う中、五条悟の参戦によって花御は撤退に追い込まれます。
しかしその裏では、真人が高専に侵入し、特級呪物と宿儺の指を盗み出すという事件が同時進行で起こっていました。
また、虎杖たちは埼玉県で呪霊事件の調査中に呪胎九相図の兄弟・懐相と血塗と戦闘になり、これを撃破。
虎杖はこの戦いで5本目の宿儺の指を受肉することになります。
渋谷事変の全記録(2018年10月31日)
『呪術廻戦』の中でも最大級のスケールを誇るのが、渋谷事変です。
この一夜で、五条悟の封印、主要キャラの死傷、呪霊の大量出現という激動の展開が一気に押し寄せます。
全体を通して、呪術界の秩序が大きく揺らぎ、物語がまさに新章へと突入する転換点となりました。
帳が降ろされた19時からの戦いの始まり
2018年10月31日19時、渋谷駅周辺に一般人のみを閉じ込める帳が出現します。
この異常事態に対し、呪術高専は複数の班を出動させ、五条悟も現場へと単独で向かうことになります。
帳の目的は、五条悟の戦闘範囲を限定し、封印するためでした。
五条悟の封印と各班の激闘
20時40分、五条悟は渋谷駅構内にて漏瑚、花御、脹相らと交戦します。
五条は0.2秒の「無量空処」を展開して改造人間を一掃するも、偽夏油の「獄門疆」によって封印されてしまいます。
以降、各地で複数の戦闘が勃発し、七海班、真希班、日下部班らがそれぞれ呪霊や呪詛師と死闘を繰り広げます。
宿儺の覚醒と漏瑚との決戦
この混乱の中、虎杖に宿儺の指を無理やり食べさせる者が現れ、合計15本目を受肉した宿儺が完全覚醒。
菜々子&美々子の懇願を退けて二人を殺害し、漏瑚との激闘へと突入します。
宿儺は領域展開を発動し、漏瑚を圧倒的な力で葬り去るのでした。
真人との死闘と偽夏油の暗躍
同時刻、七海建人は真人との交戦中に死亡し、虎杖は怒りのままに戦いを挑みます。
釘崎野薔薇も真人と激突し、彼女も重傷を負って戦線離脱します。
最終的に、真人が敗北した瞬間、偽夏油が登場し真人を吸収。
ここで、彼の正体が夏油傑の肉体を使う何者かであることが明かされ、衝撃が走ります。
伏黒と甚爾の因縁、虎杖の覚悟
伏黒恵は、降霊術により復活した父・禪院甚爾と交戦し、死闘の末に勝利します。
また、伏黒は八握剣異戒神将・魔虚羅の調伏を開始しますが、瀕死状態に追い込まれます。
そこに宿儺が現れ、魔虚羅との激闘を繰り広げ、圧倒的な力で討伐。
最終的に虎杖は再び肉体の主導権を取り戻し、呪術師としての覚悟を固めていきます。
呪術廻戦の年表と時系列を知れば物語が10倍楽しめる!まとめ
『呪術廻戦』のストーリーをより深く楽しむためには、時系列の把握が欠かせません。
バトルの激しさだけでなく、キャラクターたちの過去や成長の過程を理解することが、物語の本質に迫る近道になります。
年表を通じて時代の流れを俯瞰することで、伏線の回収や因縁の構図にも気づきやすくなるでしょう。
なぜ今「時系列整理」が必要なのか?
『呪術廻戦』はアニメ・映画・原作とメディア展開が進む中で、どこから見ても全体を理解できる構造にはなっていません。
そのため、視聴者や読者が置いていかれないためには、情報の整理と補完が求められます。
特に、五条悟や夏油傑といった中心人物の「過去と現在」のつながりを理解するには、時系列での整理が非常に有効なのです。
呪術廻戦をさらに深く楽しむための次のステップ
年表を通して全体像をつかんだ今、次におすすめなのはキャラクターごとの視点で物語を再構築することです。
例えば、夏油傑の変化を追うだけでも、『呪術廻戦』がどれほど重層的なテーマを持つ物語なのかが実感できます。
時系列を知ってからもう一度作品を読むことで、隠された伏線やセリフの重みが違って見えるはずです。
この記事のまとめ
- 呪術廻戦の全時系列を年表で解説!
- 宿儺の誕生から渋谷事変まで網羅
- 五条と夏油の過去が物語の鍵に
- 乙骨や虎杖の成長と戦いの記録
- 真人や偽夏油など敵勢力の動きも追跡
- 重要イベントの流れを整理して理解
- アニメ・原作の違いも時系列で補完
- キャラの因縁と展開がつながる構成

