『呪術廻戦』に登場する特級呪霊・漏瑚(じょうご)は、炎を操る圧倒的な火力と領域展開を持つ実力者として知られています。
本記事では、漏瑚の術式や領域展開、その強さの秘密、さらには最期を迎えるまでのストーリーを詳しく解説します。
呪術廻戦ファンなら必見の、漏瑚の魅力と役割を完全網羅した内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を読むとわかること
- 漏瑚の術式や領域展開などの戦闘スタイル
- 漏瑚の思想・目的と呪霊としての存在意義
- 宿儺との最期の戦いと涙の理由
漏瑚の術式と領域展開の全貌|圧倒的火力の秘密とは?
漏瑚は、炎や熱を操る術式を駆使し、圧倒的な火力で相手を焼き尽くす特級呪霊です。
その術式は単純な火炎攻撃にとどまらず、戦術的にも優れたバリエーションを持っているのが特徴です。
さらに領域展開「蓋棺鉄囲山」を展開することで、必中の効果と高熱環境を作り出し、敵を追い詰めます。
炎を操る術式の特徴と技一覧
漏瑚の基本術式は、炎や熱を用いた攻撃です。
通常の呪霊では太刀打ちできないレベルの火力を持ち、一級術師ですら瞬殺可能なほどの威力を誇ります。
火炎を直線的に放つ攻撃や、広範囲を焼き払う技まで多彩で、呪術戦での殲滅力に特化した性能を持っています。
極ノ番「隕」や火礫蟲の詳細解説
漏瑚の代表的な技の一つが、極ノ番「隕(いん)」です。
これは巨大な火球=隕石を敵に落とす超高火力技で、渋谷駅のビル群を焼き尽くすほどの破壊力を誇ります。
また、火礫蟲(かれきちゅう)という自爆型の虫を生み出し、接近戦や撹乱にも長けています。
領域展開「蓋棺鉄囲山」の効果と演出
漏瑚の領域展開「蓋棺鉄囲山(がいかんてっちせん)」は、術式の必中効果を発動させる強力な技です。
この領域内は火山帯のような環境となり、高温の空気と灼熱の岩に包まれるため、侵入者は入った瞬間に焼き切れてしまいます。
また、見た目の演出も非常に印象的で、呪術廻戦の中でも特に視覚インパクトの強い領域と言えるでしょう。
漏瑚の強さと等級|宿儺の指8〜9本分の実力を持つ理由
漏瑚は、特級呪霊の中でもトップクラスの実力を誇る存在です。
作中では、宿儺の指8〜9本分に匹敵する力を持つと描写されており、これは並みの術師では到底太刀打ちできないレベルです。
術式の火力、戦術の柔軟性、そして経験の深さが融合し、極めて高い戦闘能力を発揮しています。
特級呪霊としての格と評価
漏瑚は、人間の「大地への恐れ」から生まれた呪霊です。
この出自が示すように、人々の根源的な恐怖から生まれた呪霊は、より強い力と純度を持つとされています。
さらに、特級呪霊の中でも作戦立案などを担う立場にあり、仲間からの信頼も厚いことから、呪霊社会においても格の高い存在として位置づけられています。
高速移動や領域展延の応用力
漏瑚は超高速の移動能力を持ち、一級術師ですら視認困難なスピードで立ち回ることができます。
この移動力に加え、「領域展延」という高等技術を習得しており、他者の術式を中和することで五条悟のような強敵に対しても有効打を狙えるのです。
火力とスピード、さらには術式対策の技まで備えており、まさに万能型の呪霊といえるでしょう。
漏瑚の目的と思想|「真の人間」としての存在意義
漏瑚には、単なる破壊ではなく「呪霊による人間社会の支配」という明確な目的がありました。
彼は、呪霊こそが本物の人間であるという強い思想を持ち、人間との共存ではなく、呪霊が人間に取って代わる世界を目指していたのです。
その思想は狂気にも見えますが、彼なりの「正義」と信念に基づいた行動でもありました。
人間を嫌う理由と呪霊の理想
漏瑚は、人間の抱く「正の感情の裏にある負の感情」に強い嫌悪感を抱いています。
表面上の建前や偽善に満ちた社会に対して、彼は呪霊の方がむしろ純粋だと考えていました。
この考えから、呪霊が人間に代わって「真の人間」として存在すべきだという思想に至ったのです。
ニセ夏油との共闘とその狙い
漏瑚は、自身の目的を達成するために、ニセの夏油と手を組みます。
その狙いは、五条悟の封印と宿儺の取り込みという2大ミッションの遂行でした。
漏瑚たち特級呪霊グループは、人間の最強戦力を排除し、呪霊が支配する世界への足がかりを築こうとしていたのです。
漏瑚の最期と宿儺との対決|涙を流したその理由とは
漏瑚は、渋谷事変にて宿儺との一騎打ちに挑み、壮絶な最期を迎えました。
圧倒的な力の差に打ちひしがれながらも、宿儺に「強い」と認められたことで、その生涯に一つの救いを見出します。
その瞬間に流した涙は、漏瑚の葛藤と信念、そして人間への未練を象徴するものでした。
宿儺戦の経緯と敗北の詳細
漏瑚は、宿儺を呪霊側に引き込むために戦いを挑みます。
その条件は「一撃でも入れれば勝ち」というものでしたが、結果は一方的な展開に。
火山の熱と隕石攻撃を駆使して挑むも、宿儺には一切通じず、火の矢で焼き尽くされてしまいます。
「強い」と認められた最期の瞬間
死の直前、漏瑚はあの世のような場所で宿儺と対話します。
宿儺に志を嘲笑されながらも、最後には「お前は強い」という一言をかけられます。
その言葉に大粒の涙を流して消えていく漏瑚の姿は、敵でありながらも読者の心に深い印象を残しました。
漏瑚の来歴と登場シーン|各巻ごとの活躍まとめ
漏瑚は、物語序盤から登場し、呪霊側の中核として数々の場面で存在感を放ってきました。
特級呪霊グループの作戦立案に関わり、五条悟との激戦や渋谷事変での最終決戦まで、重要な局面に多く関わっています。
ここでは、彼の登場シーンと活躍を巻ごとに整理し、漏瑚というキャラの軌跡を辿ります。
初登場から五条戦・渋谷事変まで
漏瑚の初登場はコミックス第2巻(10〜12話)、偽夏油たちとファミレスで会議を行う場面でした。
その後、単独で五条悟を封印しようと動き、13〜16話で直接対決に突入。
炎の術式と領域展開を駆使して挑むも、五条の「無量空処」に圧倒され、敗北を喫します。
中盤では、宿儺の指回収や呪霊の今後の方針を巡るシーンに登場。
また渋谷事変(第115〜116話)では宿儺との戦いが描かれ、彼の物語がクライマックスを迎えます。
真人・花御との関係性と作戦会議
漏瑚は、呪霊グループ内でも作戦の中核を担う立場として描かれています。
花御や陀艮といった仲間と共に動きつつ、真人を「ボス」として推すという柔軟な判断も見せました。
特に、真人の成長性や死という概念への信頼が、漏瑚の中で強く根付いていたことがわかります。
また、偽夏油との会話では、「帳」や「天元」など戦略的なテーマにも言及しており、単なる戦闘要員ではなく、知略を備えた呪霊であることが際立ちました。
呪術廻戦の漏瑚まとめ|術式・強さ・最期まで完全理解
漏瑚は、『呪術廻戦』に登場する特級呪霊の中でも、最も人間味のある存在として描かれてきました。
圧倒的な火力と領域展開を持つ戦闘能力だけでなく、人間社会への強烈な思想と信念を持ち合わせていたことが、読者の印象に強く残っています。
最期に宿儺から「強い」と認められたその姿は、呪霊でありながらも誇り高いキャラクターであったことを証明していたと言えるでしょう。
彼の歩みは、ただの悪役では終わらない、呪術廻戦の物語に深みを加える重要な存在でした。
術式・強さ・思想、そして最期までを通して、漏瑚というキャラを理解することで、物語の見え方も変わってくるはずです。
今後『呪術廻戦』を読み返す際には、漏瑚のセリフや行動の一つひとつに、ぜひ注目してみてください。
この記事のまとめ
- 漏瑚(じょうご)は炎を操る特級呪霊
- 術式や領域展開は高火力で凶悪
- 宿儺の指8〜9本分の実力者
- 呪霊が人間に代わる世界を望む思想
- 宿儺との戦いで敗れ涙を流して散る
- 登場初期から渋谷事変まで多くの活躍
- 作戦立案など知略面でも重要な存在


