『ダンダダン』6巻では、ジジに憑依した邪視の暴走を中心に、複数勢力が入り乱れる混沌としたバトルが描かれます。
オカルン、モモ、鬼頭家、そしてシャコ星人まで登場し、予測不能な展開が続出！特にジジがどうなるのか、その顛末が気になる読者は多いはずです。
この記事では『ダンダダン』6巻のネタバレを交えつつ、ストーリーの核心やキャラクターの見どころを丁寧に解説します。
この記事を読むとわかること
- 『ダンダダン』6巻の全体的なストーリーと見どころ
- ジジに憑依した邪視の目的や正体、その影響
- オカルン・モモ・鬼頭家・シャコ星人らの共闘と今後の展開予想
ジジに憑依した邪視の正体とその目的
『ダンダダン』6巻では、ジジが「邪視」に憑依されるという衝撃の展開から物語が加速します。
一見してただの敵ではないこの存在は、ジジや周囲の人々の感情を巧みに利用し、圧倒的な力で混乱を巻き起こしていきます。
邪視の真の目的や、その背景にある悲哀に触れることで、単なる怪異ではない深みが浮き彫りになっていきます。
なぜジジに憑依したのか？
ジジが暮らしていた家の地下には封印された大蛇と共に「邪視」も隠されていました。
ジジはこの邪視に対して哀れみや同情の感情を抱いたことで、精神的な隙を突かれて憑依されてしまいます。
単に力による支配ではなく、「心のゆらぎ」に付け込むという点で、邪視は極めて狡猾な存在です。
邪視の目的と暴走の理由
憑依後の邪視は、人間を皆殺しにしようとするなど、狂気に満ちた行動を取ります。
その背景には、長年封印されていたことによる憎しみと孤独の蓄積があったと考えられます。
特に、ジジのような優しさを持つ人間にこそ執着しやすいという性質が見受けられ、「哀れみ」や「共感」といった感情が逆にトリガーとなるという、皮肉な構造が浮かび上がります。
結果として、ジジの身体を利用しながらも完全には制御しきれていない様子が描かれており、邪視自身もまた“迷い”の中にいるように見えるのです。
オカルンとモモの共闘！地下脱出と再戦の行方
ジジに憑依した邪視との戦いが激化する中、モモとオカルンは命がけの脱出と救出に挑みます。
絶体絶命の状況で交錯するふたりの想いと連携プレイは、読者の心を熱くさせる名場面の連続です。
地下からの脱出、そして再び訪れる戦いの舞台では、オカルンの限界とモモの信念がぶつかり合います。
変身オカルンの活躍と限界
モモがピンチに陥った瞬間、変身したオカルンが登場し、読者を一気に引き込みます。
邪視の攻撃をかわしながら、モモを守る姿はまさにヒーローそのものですが、彼の身体は限界を迎えつつあることが描かれています。
この巻では、オカルンの力任せではなく、頭脳と判断力による行動が際立ち、キャラとしての成長も見逃せません。
地下からの脱出劇と迫る危機
ジジの家の地下は、上空にしか脱出経路がない構造になっており、飛行能力のない彼らにはほぼ詰みの状況です。
そこでオカルンは「モモだけでも脱出できる」と提案しますが、モモの性格上、仲間を置いて自分だけ逃げる選択肢はありえないのです。
結果、逃げ遅れる形になってしまう二人に、邪視の猛攻が迫り、オカルンは満身創痍の状態で「呪いの家」へ閉じ込められてしまうという展開に。
このくだりは、モモとオカルンの信頼関係と覚悟の深さを描く重要なポイントとなっており、読む者に強い印象を残します。
鬼頭家との因縁と新たな協力関係
『ダンダダン』6巻では、かつて敵として登場した鬼頭家の一族が再び物語に関わってきます。
因縁深い相手ながら、状況の変化によって共闘するという流れは、物語に厚みを加えています。
その中でも特に注目すべきは、リーダー的存在である「母ちゃん」の言動と、ある“神主”の意外な行動です。
鬼頭家「母ちゃん」の策略と誤解
モンゴリアンデスワームの死によって、鬼頭家の一味が吐き出され、生還することになりますが、「母ちゃん」はモモに対して激しい敵意を向けます。
「山が噴火したのはお前のせいだ」と一方的に罵るなど、理不尽とも言える非難がモモに浴びせられます。
その直後の大地震と噴火により、一行は再び危機にさらされ、鬼頭家はモモを“人柱”にしようとするという恐ろしい決断に出ます。
しかしこの展開は、敵対関係がいかに根深いか、そしてそれがどのように変化していくのかの前振りとも言えます。
ツチノコ神主の意外な参戦理由
混乱の中、モモの危機を救ったのが、ツチノコを祀る神社の神主という、まさかの人物でした。
かつてはその存在感すら薄かったこのキャラが、今回なぜか鬼頭家とモモの戦いに割って入ります。
神主は「守るべき者がいる」と語り、モモの味方として戦うことを決意。
この流れにより、鬼頭家の「母ちゃん」も一時的にモモ側につく形となり、三者が手を組んで邪視に挑むという胸熱展開に繋がっていきます。
敵が味方になるという流れは、少年漫画の王道でありながら、キャラの成長や背景が丁寧に描かれているため、説得力があります。
シャコ星人の再登場と邪視捕獲作戦
『ダンダダン』6巻で最も意外だったのは、シャコ星人のまさかの再登場かもしれません。
かつてオカルンたちと戦った存在が、今回は救世主のような立ち位置で活躍します。
UFOや仲間たちも総動員され、混戦の中で邪視を捕らえるというミッションが展開されていきます。
UFOと人体模型も大活躍！
シャコ星人とともに登場したのは、UFO操縦を得意とする息子・チキチータや、人体模型の太郎といった面々。
特にチキチータは、その可愛らしいビジュアルと抜群の操作センスで、戦局を大きく動かします。
彼らの活躍によって、ついに邪視の捕獲に成功。
ただのギャグキャラかと思いきや、ここぞという場面でしっかり成果を出すあたり、本作のキャラクター造形の巧みさを感じさせます。
邪視は封印できたのか？
捕獲された邪視は、モモたちの神社に連れて帰られ、封印を試みることになります。
星子、神主・満次郎、モモの三人で儀式を試みるものの、結果は「失敗」に終わってしまいます。
封印が叶わなかったにもかかわらず、物語は唐突におでんパーティーへと移行し、一時の休息と笑いがもたらされます。
この緩急のある展開は『ダンダダン』らしさでもあり、読者を飽きさせない構成となっています。
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『ダンダダン』6巻の展開と今後の注目ポイントまとめ
『ダンダダン』6巻は、邪視との死闘を中心に、数々の予測不能な展開が詰め込まれた熱量の高い一冊でした。
新旧のキャラクターが入り乱れ、敵だった存在が味方になるという王道展開の中に、笑いや皮肉も織り交ぜられています。
読み応えがあるだけでなく、今後の展開への伏線も多く張られており、読後の余韻も濃厚です。
特に注目すべきポイントは以下の通りです：
- ジジに憑依した邪視の今後──本当に封印される日は来るのか？
- シャコ星人＆チキチータのレギュラー化──次巻での再登場に期待
- 仲間と敵の境界線の曖昧化──鬼頭家や神主との関係性の変化
物語は単なるバトルや怪奇ではなく、キャラクターの心情や人間関係のドラマにも深く踏み込んでいます。
次巻では、邪視の完全な制御や新たな脅威の登場が予想され、ますます目が離せません。
未読の方はぜひこの6巻から読み始めてほしい、そう思えるほどの完成度です。
この記事のまとめ
- ジジに邪視が憑依し暴走が始まる
- オカルンとモモが力を合わせ地下から脱出
- 鬼頭家や神主、シャコ星人らが共闘へ
- 邪視は一度捕獲されるも封印は失敗
- 6巻は過去キャラが味方になる胸熱展開
- 次巻への布石となる伏線も多数あり
