呪術廻戦の「帳」とは何か?使い方・セリフ・解除方法まで完全ガイド!

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『呪術廻戦』に登場する「帳(とばり)」は、物語の中でたびたび重要な局面を演出する結界技術です。

本記事では、「呪術廻戦」「帳」のキーワードで検索している人に向けて、「帳とは何か?」「なぜ必要なのか?」「セリフや解除方法は?」という疑問を丁寧に解説します。

また、応用的な使用例や嘱託式と呼ばれる特殊な帳の仕組みについても、わかりやすく紹介しています。

この記事を読むとわかること

  • 呪術廻戦における「帳」の役割と効果
  • 帳の発動セリフや解除方法の仕組み
  • 嘱託式の帳など応用的な使い方と使用例

呪術廻戦の「帳」とは?その目的と効果を簡単に解説

『呪術廻戦』の物語において、「帳(とばり)」は戦闘や任務の際に頻繁に使用される重要な結界技術です。

空が暗くなり、異様な雰囲気が漂うシーンで「帳」が下ろされることで、物語は一気に緊迫感を帯びます。

この「帳」は、呪術師が呪術戦を優位に進めるために不可欠な術式であり、戦術の幅を広げる要素にもなっています。

「帳」は呪術師が結界を張るための技術

『呪術廻戦』における「帳」とは、呪術師が一定範囲に張る結界のことです。

結界を張ることで、内部と外部の空間を分断し、視覚・物理・術式などの制限を加えることが可能になります。

非呪術師には帳の存在が認知できないため、呪術師同士の戦いが周囲にバレにくくなるという利点もあります。

帳を使う主な目的は「一般人への影響遮断」と「敵の行動制限」

帳の最大の目的は、一般人の目や影響を遮断することにあります。

呪霊との戦闘を安全に行うためには、一般人の存在が障害になることも多く、現場全体を帳で包むことで、非呪術師の視界や認識から完全に遮断します。

さらに、特定の人物を結界内に閉じ込めたり、外からの介入を防ぐといった戦術的な用途もあり、呪術戦の要とも言える技術です。

帳を下ろすとどうなる?具体的な効果3つ

「帳」が下ろされると、周囲の景色や空気が一変し、緊張感が高まる演出がなされます。

この変化は演出だけでなく、戦術的にも大きな意味を持っており、敵味方ともに慎重な対応が求められます。

帳には大きく分けて視覚効果・術式効果・副次効果の3つがあり、それぞれの特徴を理解することで戦いを有利に進めることができます。

視覚効果:空が暗くなり外から見えなくなる

帳を張ると空が黒く染まり、外部から中の様子が視認できなくなります

呪術師にはこの変化が見えますが、非呪術師には帳そのものが見えないため、空が透けて見えるような状態になります。

そのため、内部で何が起きているかを認識できず、外部の一般人に影響を与えないような演出として機能しています。

術式効果:出入りの制限が可能な呪力結界

帳は単なる視覚遮断に留まらず、結界内外の移動を制限する術式的な効果も持っています。

例えば「特定の人物は入れない」「ある条件の者しか出られない」などの制約を設定できるため、戦術に応じた柔軟な運用が可能です。

これは呪力を持つ者(呪術師・呪霊など)に対して適用される性質であり、呪力の有無が鍵となる点が特徴的です。

副次効果:電波妨害など連絡手段が断たれる

帳が下ろされると、電波や通信が遮断されるという副次的な効果が発生することもあります。

これは現代の呪術戦において大きなリスクとなり、連絡手段を絶たれた場合、仲間同士の連携に支障をきたします。

そのため、帳を使用する際には、内部の人員配置や連絡経路を事前に計画しておく必要があるのです。

帳の使用例|京都姉妹校交流会・渋谷事変での応用

「帳」は理論上の結界技術にとどまらず、物語の中でも戦術的な要として実際に使用されています。

とくに京都姉妹校交流会渋谷事変といった大規模な戦闘イベントでは、その活用法の幅広さが描かれています。

以下では、それぞれの場面における具体的な帳の使い方を解説します。

京都姉妹校交流会では術式効果を重視した帳が使用

コミックス第6巻・第44話「京都姉妹校交流会−団体戦11−」では、呪詛師たちが東京校を急襲する場面で帳が用いられました。

このときの帳は視覚効果よりも術式効果を優先しており、外見上は完全に下りきっていないように見えても、すでに結界として機能している点が特徴です。

帳によって戦闘エリアを限定し、内部の呪術師にだけ影響する戦術がとられていました。

五条悟を除外するための特殊な帳の使用法に注目

この戦いではさらに特殊な帳が用いられ、五条悟を中に入れないという制限が設けられていました。

つまり、帳の術式により「特定の者のみ出入り不可」といった条件が設定されていたのです。

一方で、他の術師たちは自由に出入りできるため、非常に高度かつ戦略的な帳の運用がされていたことがわかります。

このような例は、術式の制限を戦術に落とし込む「帳」の本質を理解する上で非常に参考になります。

嘱託式の帳とは?発動者と設置者が異なる特殊な結界

『呪術廻戦』では、通常の帳とは異なる形で運用される「嘱託式(しょくたくしき)」の帳が登場します。

これはより組織的・戦略的な行動を可能にするもので、個々の術師の呪力に依存しない柔軟な運用が魅力です。

とくに渋谷事変では、この嘱託式の帳が鍵となる重要な展開が描かれました。

「基」に術式を組み込むことで強度の高い帳を発動可能

嘱託式の帳とは、帳の「基(もとい)」に術式をあらかじめ組み込んでおき、それを他者が発動させる形式の結界です。

これにより、術式の強度が「基」を設置した術者の能力に依存するため、発動者が弱くても強力な帳を張ることが可能となります。

つまり、呪力の低い者でも「基」によって高性能な帳を起動できるという、非常に効率的な結界運用が可能になるのです。

渋谷事変では夏油が設置し、部下が発動する連携使用が見られる

この嘱託式の帳は、渋谷事変にて夏油傑(偽夏油)によって多用されました。

彼は都内各所に帳の「基」を事前に配置し、部下たちがそれぞれのタイミングで帳を発動することで、広範囲かつ同時多発的な作戦展開を可能にしていました。

たとえば、第10巻87話では、虎杖悠仁が蝗GUYが守っていた帳の「基」を破壊するシーンも描かれており、この形式の帳には破壊による解除という明確な弱点があることもわかります。

帳を発動するセリフは?覚えておきたい決まり文句

『呪術廻戦』では、帳を発動する際に決まったセリフを唱える描写があります。

このセリフは、呪術の儀式性を強調すると同時に、結界発動のトリガーとして機能する重要な要素です。

呪術の世界観をより深く理解するうえでも、この発動文の意味や背景を知っておくことは大切です。

「闇より出でて闇より黒く その穢れを禊ぎ祓え」

帳を下ろす際に唱えられる言葉は、「闇より出でて闇より黒く その穢れを禊ぎ祓え」という呪文です。

このセリフは、コミックス第1巻・第6話で登場しており、作品の初期から帳という結界技術が設定されていたことを示しています。

読み方は「やみよりいでて やみよりくろく そのけがれを みそぎはらえ」となります。

意味は呪いや穢れを清め祓う宗教的な呪文

このセリフには宗教的な意味合いが込められており、「禊(みそぎ)」や「祓(はらえ)」は、日本古来の神道的な浄化儀式に由来します。

実際の宗教行為においても、川や海などの清浄な水に身を浸して罪や穢れを洗い流すという儀式が行われてきました。

この点からも、呪術廻戦の「帳」はただのバリアではなく、精神的・儀式的な重みを持つ結界であることが伝わってきます。

帳の解除方法|誰が消せる?破壊条件は?

「帳」は呪術戦における重要な防御・制限手段ですが、それがどのように解除されるかは戦局を大きく左右します。

解除の条件を理解しておくことで、作品中の展開をより深く読み解くことができるでしょう。

ここでは、通常の帳と嘱託式の帳に分けて、その解除方法を解説します。

基本は設置した呪術者や呪霊が倒れると自動解除

通常の帳は、帳を下ろした本人が倒されると、自動的に消滅するのが基本です。

これは作品中でも何度か見られる描写で、帳が消えるタイミングが術者の生死や状態に直結しています。

明言はされていませんが、術者本人であれば、任意に帳を解除できると考えられます。

嘱託式の場合は「基」を破壊することで解除可能

嘱託式の帳では、結界の核である「基(もとい)」を破壊することで、帳を解除できます。

たとえば、渋谷事変では虎杖悠仁が蝗GUYを倒し、その守っていた基を破壊することで帳が消滅しました。

この形式の帳は術者の強さに関係なく効果を持つ分、基を守ることが絶対条件となるため、敵味方ともに重要視されます。

裏を返せば、「基」を見つけて破壊することが、嘱託式帳を無効化するための最も有効な対処法となります。

呪術廻戦における帳の使い方と仕組みのまとめ

『呪術廻戦』に登場する「帳」は、単なる結界技術にとどまらず、戦術・心理・物語演出のすべてに関わる重要な要素です。

その使い方一つで戦況が大きく変化することから、作品を深く読み解くうえで欠かせない概念と言えるでしょう。

ここまで紹介してきた内容をもとに、「帳」が持つ本質を改めて整理してみましょう。

帳は呪術戦の戦略を左右する結界の一種

帳とは、呪術師が空間を分断し、戦況をコントロールするための結界です。

その効果は視覚の遮断、出入りの制限、電波の妨害など多岐にわたります。

さらに、相手の動きを制限する戦術的ツールとしても非常に強力であり、作中の多くの戦いで使われています。

セリフや解除方法を覚えておくと作品理解が深まる

帳の発動には決まったセリフがあり、その宗教的な意味を知ることで世界観への理解も一段と深まります。

また、帳の解除には「術者が倒れる」「基が破壊される」といった条件があり、これらの知識をもってアニメや漫画を見ると、細かい演出や伏線にも気づきやすくなります。

『呪術廻戦』をより楽しむために、「帳」という要素に注目してみてはいかがでしょうか。

この記事のまとめ

  • 「帳」は呪術師が張る結界技術
  • 主な目的は一般人への影響遮断と敵の制限
  • 視覚・術式・電波妨害の3つの効果がある
  • 五条悟を除外するような条件設定も可能
  • 嘱託式では他者が発動できる帳も存在
  • 基を壊すと嘱託式の帳は解除される
  • 発動時は決まったセリフを唱える
  • 解除は術者の撃破か基の破壊で行う
  • 帳の仕組みを知ると物語理解が深まる
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