呪術廻戦62話の感想|壊相の執念と野薔薇・虎杖の激闘が胸を打つ決着回

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週刊少年ジャンプの人気作『呪術廻戦』62話は、壊相と血塗の兄弟に対する虎杖と野薔薇の死闘がついに決着を迎える回です。

感情の揺れ動きや黒閃の発動、そして命を懸けた戦いの結末が描かれたこのエピソードは、多くの読者に強烈な印象を残しました。

本記事では、『呪術廻戦』62話の内容を振り返りながら、感想とともにキャラの心情や今後に与える影響についても考察していきます。

この記事を読むとわかること

  • 呪術廻戦62話の戦闘と決着の詳細
  • 野薔薇と虎杖の黒閃による成長と共闘
  • 壊相・腸相の感情描写と今後の展開の兆し

呪術廻戦62話の結末は?壊相との戦いがついに終結

『呪術廻戦』62話では、虎杖と野薔薇が九相図の兄弟、血塗と壊相との激しい戦いに終止符を打ちます。

追い詰められた壊相の逃亡、そして虎杖による最後の一撃まで、息をのむ展開が描かれました。

それぞれの戦い方だけでなく、敵味方問わず感情がにじみ出る描写が印象的な回でもありました。

野薔薇の黒閃と共鳴りで血塗を撃破

前話から続く野薔薇の戦闘では、初めての黒閃が描かれます。

この黒閃により血塗を大きく削り、さらに芻霊呪法「簪」でとどめを刺しました。

黒閃によって精神的ゾーンに入った野薔薇の戦いぶりは、彼女の呪術師としての覚醒を感じさせます。

トラックで逃げる壊相に虎杖がとどめの一撃

血塗を失った壊相は、怒りと悲しみの中でトラックに乗り逃走を図ります。

人質をとっての逃走は、呪術師として見逃せない行為でしたが、虎杖の一瞬の躊躇にも人間的な揺らぎが見えました。

しかし野薔薇が残された左腕に共鳴りを打ち込み、壊相をトラックから落下させ、最後は虎杖が渾身のボディブローで決着をつけました

虎杖と野薔薇の共闘が光る!黒閃が生むゾーン状態とは

62話では、虎杖と野薔薇がそれぞれ黒閃を発動させ、戦局を一気に引き寄せます。

この「黒閃」は、呪術戦における一種の覚醒状態とも言える技で、呪力と肉体の誤差が限りなくゼロに近づいたときに生じる現象です。

ふたりがゾーン状態に入った戦闘描写からは、単なる力技ではない、精神と技術の高まりが見て取れます。

極限の集中状態で黒閃を決める野薔薇

野薔薇にとって黒閃はこれが初めての発動でしたが、その様子からは恐れや迷いは一切見られませんでした。

彼女は血塗に対して冷静に距離を詰め、呪力操作と集中力を極限まで高めた一撃を放ちました。

この黒閃の成功により、野薔薇はまさに「ゾーン」に入り、連続して強力な共鳴りと簪を繰り出すことに成功します。

黒閃発動後の強化と精神的影響

黒閃を発動した術師は、その瞬間に呪力の核心に近づくとされます。

野薔薇は黒閃を経験したことで、呪力操作の理解度が一気に進み、まさに覚醒状態といえる動きを見せていました。

また虎杖も以前に複数回黒閃を経験しており、彼にとってはもはや武器のひとつ。

ふたりの黒閃が重なった瞬間、それは共闘というより“共鳴”ともいえるコンビネーションであり、今後のバトルにも大きな期待を抱かせる展開でした。

壊相の人間的な感情描写が深い…敵ながら同情を誘う場面も

62話では、ただの「敵」として描かれていた壊相に、人間的な感情が強くにじみ出る描写があり、読者に複雑な感情を抱かせます。

戦闘の末に弟を失い、怒りや悲しみ、悔しさに揺れる姿は、呪霊とは思えない“家族”としての絆を感じさせます。

ただの悪役では終わらない壊相の描写は、物語に深みを与える重要な要素です。

弟・血塗を想って流した涙

野薔薇に敗れた血塗の死を前に、壊相は涙を流します。

このシーンは、呪霊の一員でありながら「兄」として弟を想う純粋な感情が表現された名場面です。

虎杖もまたその涙を見て追撃の手を止めており、敵味方の境界が揺らぐ瞬間でした。

命を賭して仇を誓う壊相の執念

逃走しながらも、壊相は「いずれ必ず仇を討つ」と心に誓っていました。

弟の死を受け入れきれない彼の中で、復讐心が湧き上がる様子は、戦闘だけではない“物語の余韻”を残します。

野薔薇が彼の左腕に釘を打ち込み、再び共鳴りを発動した場面では、壊相はその痛みに倒れながらも、最後まで弟への想いを抱えたままでした。

一方その頃…九相図一番・腸相が動き出す予兆

戦闘の裏側では、九相図兄弟の長兄・腸相が登場し、物語は新たな局面へと向かいます。

彼の反応からは、弟たちの死を敏感に察知する“家族としての絆”と、今後の行動への強い動機が読み取れました。

さらに、夏油・真人とのやり取りからは、より大きな陰謀が動き出す気配も感じさせられます。

腸相が弟の死を察知したシーンの意味

腸相は、真人や夏油と人生ゲームをしている最中、突然手を止めてこうつぶやきます。

「弟が死んだ」

この瞬間の描写には、九相図兄弟の“血のつながり”以上の精神的な結びつきが表現されていました。

呪霊でありながら、彼らには人間味あふれる感情があることが、再び示された場面です。

夏油や真人とのやり取りから見える今後の不穏な展開

弟の死を受け、腸相は静かに怒りを噛みしめ、駒の車を握りつぶします。

そんな腸相に対し、夏油は「虎杖たちが壊相と血塗を倒した」と告げます

この報告に、真人が狂気を帯びた笑みを浮かべる描写からは、虎杖らを巡る新たな衝突の予兆を感じざるを得ません。

ここから腸相がどう動くのか、そして彼と虎杖たちがどう交差していくのか、物語の次なる波乱の幕開けを示す回となっていました。

呪術廻戦62話の感想まとめ|壊相と血塗の最後が残したもの

『呪術廻戦』62話は、アクションと心理描写が絶妙に絡み合った、シリーズ屈指の濃密なエピソードとなりました。

激闘の末に壊相・血塗という強敵兄弟との因縁に区切りがつき、物語の節目を感じさせる回でもあります。

一方で、彼らが残した“想い”や“未練”が、今後どのように物語に影響していくのかにも注目です。

野薔薇の成長と黒閃、そして虎杖の迷いと覚悟。

この戦いを経たことで、ふたりの呪術師としての成熟が大きく進んだことは間違いありません。

そして何より、壊相の涙や腸相の反応から見える「呪霊にも心がある」という事実は、呪術廻戦という作品の奥行きと魅力を再認識させてくれます。

今後、壊相の想いを受けた腸相がどう動くのか、また虎杖たちの前にどんな試練が立ちはだかるのか。

次回以降の展開に目が離せない、そんな余韻を残す回でした。

この記事のまとめ

  • 壊相と血塗との戦いが決着
  • 野薔薇が初めて黒閃を発動
  • 虎杖の一撃が壊相を倒す鍵に
  • 壊相の涙が敵ながら胸を打つ
  • 腸相が弟の死を察知し動き出す
  • 夏油と真人の不穏な動きも描写
  • 呪霊にも感情があることが明らかに
  • 虎杖・野薔薇の成長が感じられる回
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