アニメ『ダンダダン』の舞台とされる場所が、今ファンの間で話題になっています。
中でも注目を集めているのが、作中に登場する“あのトンネル”のモデルとされる「畑トンネル」。埼玉県飯能市に実在する心霊スポットで、ダンダダンファンの間ではすでに“聖地”として巡礼対象になりつつあります。
この記事では、『ダンダダン』に登場するトンネルやその他のモデル地の情報を整理し、実際に訪れる際の注意点や見どころも交えて徹底解説します。
この記事を読むとわかること
- 『ダンダダン』に登場するトンネルのモデル地
- 飯能銀座商店街など埼玉が舞台のシーンの聖地情報
- 伊香保温泉や川越市を含む全国の舞台モデルの解説
ダンダダンのトンネルのモデルは「畑トンネル」で確定か?
アニメ『ダンダダン』に登場する謎めいたトンネルは、作中でも印象的な場面として描かれ、視聴者の記憶に残るシーンとなりました。
そのトンネルのモデルと目されているのが、埼玉県飯能市に実在する「畑トンネル」です。
ロケーションや雰囲気、歴史的背景までを含めて、両者の共通点を検証してみましょう。
作中に登場するトンネルと畑トンネルの共通点
まず、視覚的な特徴として特筆すべきは緑に囲まれた鬱蒼とした雰囲気です。
『ダンダダン』の劇中に登場するトンネルは、画面全体が湿った空気を感じさせるような、自然に埋もれた存在感があります。
これは、畑トンネルの現地写真とも非常に一致しており、「心霊スポット」として有名な不気味さと相まって、ファンの間ではモデル地確定と見られる理由の一つになっています。
加えて、劇中に登場するターボババアの登場シーンと、かつてこの畑トンネル周辺で語られていた怪談や都市伝説とのシンクロも見逃せません。
「実在する恐怖の舞台」をそのまま作品に落とし込んだかのような演出には、原作者の地元愛とリアリティへのこだわりを感じます。
畑トンネルの現在の状況と立ち入りの可否
現在の畑トンネルは、通行止めとなっており、立ち入りが制限されています。
これは老朽化や安全面の問題に加え、心霊スポットとしての話題性による無断侵入・迷惑行為が増加したことが背景にあります。
巡礼を検討しているファンにとっては少し残念な情報ですが、安全第一で行動することが大切です。
私有地や立入禁止区域に侵入することは法的な問題にもつながるため、あくまで作品の雰囲気を感じる範囲で楽しむことが求められます。
畑トンネルの存在は、作品への没入感を一層深めてくれる要素であるとともに、聖地巡礼におけるマナーの重要性を再認識させてくれる存在でもあります。
飯能銀座商店街は“正能市”の舞台として登場
『ダンダダン』第2話で描かれた朝焼けの街並みに、多くのファンが「見覚えがある」と反応しました。
その舞台のモデルとされているのが、埼玉県飯能市の飯能銀座商店街です。
実際の風景とアニメの背景を比較しても、その一致度は非常に高く、“正能市”の描写=飯能市という考察に説得力が加わります。
アニメ2話のシーンと商店街の一致点
オカルンとモモが夜明けに辿り着いた街並みは、「三井のリパーク 飯能銀座通り駐車場」付近の景観を反転して描かれていると分析されています。
歩道の作り、街灯の位置、看板の配置までが再現されており、現地に訪れると「まさにアニメの世界だ」と感じられるほど。
オカルンが立ち尽くす姿が印象的だったこの場面では、飯能の素朴で静かな街の空気感がリアルに表現されています。
また、アニメでは街並みが若干デフォルメされていますが、それでも建物の配置や通りの構図は忠実で、制作側の丁寧なロケハンが伺えます。
『ヤマノススメ』など他作品との聖地被りも注目
実は飯能銀座商店街は、『ヤマノススメ』の舞台としても知られており、アニメファンにはすでにおなじみの場所です。
このように、複数の作品の舞台として登場している“聖地”は、ファンにとって聖地巡礼の醍醐味でもあります。
『終末トレインどこへいく?』や『頭文字D』でも近隣のエリアが取り上げられており、アニメファンにとって飯能市はまさに“熱い土地”といえるでしょう。
現地を訪れる際は、商店街で実際にお店を利用したり、地域の雰囲気を楽しむことで、作品との一体感をより深く味わうことができます。
伊香保温泉が舞台の「大蛇温泉」回もファン必見!
『ダンダダン』第12話に登場した温泉街の描写に、思わず「見たことある!」と感じた人も多いはず。
この舞台のモデルとなったのが、群馬県の伊香保温泉です。
作品内では「大蛇温泉」として登場しましたが、街並みや観光案内図の再現度は非常に高く、聖地としての注目度が急上昇しています。
温泉街に点在するモデル地の詳細
まず目を引くのが、だんだん広場と呼ばれる石段の入口。
アニメでは主人公たちがこの階段を登っていく場面が印象的に描かれており、石段の構成、手すりの配置、両脇の店舗まで忠実に再現されています。
さらに、辰の湯(岸権旅館前の足湯)、田中屋(温泉まんじゅう店)、大坂屋(射的屋)といった、伊香保温泉の観光スポットが次々に登場します。
これらの店舗はすべて、地元の名所としても有名で、巡礼者にとっても立ち寄りやすい場所です。
作中のシーンと照らし合わせながら散策する楽しさは、まさに聖地巡礼の醍醐味といえるでしょう。
おすすめ巡礼ルートと立ち寄りスポット
伊香保温泉の聖地巡礼は、「石段街入口→だんだん広場→辰の湯→田中屋→大坂屋→伊香保神社」というルートがおすすめです。
このルートは歩いて回れる距離で構成されており、作品に登場した順序とほぼ一致しているため、臨場感をそのまま体感できます。
巡礼の途中では、温泉まんじゅうを食べたり、足湯に浸かったりといった観光要素も盛り込めるため、アニメファンでなくても楽しめる内容になっています。
また、伊香保温泉は四季折々の風景が楽しめる温泉地としても知られており、訪れる時期によって表情が変わるのも魅力の一つです。
『ダンダダン』の世界観に浸りながら、温泉でリラックスする。そんな贅沢な時間を味わってみてはいかがでしょうか。
皇大神宮や川越市など、他の聖地モデル候補地も紹介
『ダンダダン』には、主要舞台以外にもモデル地とされるスポットが数多く登場しています。
なかでもファンの間で話題になっているのが、福岡県の「皇大神宮」と、埼玉県の「川越市」です。
それぞれ、アニメの重要なシーンや背景として反映されており、作品の深みを感じさせる場所となっています。
オープニングの鳥居は福岡県・皇大神宮がモデル?
『ダンダダン』のオープニングで印象的に映し出される「割れた鳥居」。
この鳥居のモデルが、福岡県添田町にある「皇大神宮」だと言われています。
比較画像では、鳥居の形状や周囲の山道、構図までもが酷似しており、ほぼ間違いないモデル地と見なされています。
ただし、皇大神宮がある「大藪峠」は電波が届かないエリアとなっており、訪問の際は事前の準備が重要です。
オープニングという重要なシーンに実在の神社を用いるあたり、作品のリアリティと神秘性の演出に強いこだわりが感じられます。
“神越市”の地図と川越市の驚きの一致
第3話で登場した「神越市」の地図を見て、川越市と似ていると気づいたファンも少なくありません。
実際に比較してみると、市の形状、川の流れ、鉄道の位置などが酷似しており、神越市のモデル=川越市という説に信憑性が出ています。
加えて、「正能市」が神越市の左上に位置している点も、実際の地理における飯能市と川越市の位置関係と一致しているのです。
こうした地理的な細部までの一致は、作中のリアルな世界観構築にも貢献しており、聖地巡礼の楽しみをさらに深めてくれます。
川越市にも今後、『ダンダダン』に関連する新スポットが登場する可能性があるため、注目しておきたいエリアのひとつです。
【まとめ】ダンダダンのトンネルや聖地巡礼で作品をもっと楽しもう!
『ダンダダン』は、ストーリーの面白さだけでなく、実在の風景とリンクするロケーションの数々が魅力のひとつです。
聖地巡礼という形で現地を訪れることで、作品の世界により深く入り込むことができます。
ここまで紹介したモデル地の数々を振り返りながら、ファンとしての楽しみ方を再確認しておきましょう。
各聖地のポイントをおさらい
- 畑トンネル:ターボババア登場シーンのモデル、現在は立入禁止。
- 飯能銀座商店街:正能市の街並みとして登場。2話の印象的なシーン。
- 伊香保温泉:12話の「大蛇温泉」モデル。観光と聖地巡礼が両立。
- 皇大神宮:オープニングに登場する鳥居のモデル地。
- 川越市:神越市のモデルとされる街。地図の一致に注目。
これらの場所を訪れる際には、アニメと照らし合わせながら街並みを散策することで、物語の臨場感を味わえます。
巡礼時の注意点とマナーも忘れずに
聖地巡礼は、現地の人々の生活空間に足を踏み入れる行為でもあります。
そのため、騒がない・ゴミを捨てない・写真撮影時は配慮するなど、基本的なマナーを守ることが求められます。
特に、立入禁止区域への侵入や、商業施設での無断撮影などは、聖地そのものが観光から閉ざされてしまう原因にもなりかねません。
作品を愛する気持ちを大切にしながら、節度ある行動で巡礼を楽しんでいきましょう。
そして、アニメ『ダンダダン』の舞台を自分の足で巡ることで、作品の世界観がよりリアルに、そして深く心に刻まれるはずです。
この記事のまとめ
- ダンダダンの聖地は埼玉を中心に実在
- 畑トンネルは心霊スポットとしても有名
- 飯能銀座商店街は正能市のモデル地
- 伊香保温泉では温泉街が忠実に再現
- オープニングの鳥居は福岡・皇大神宮
- 神越市の地図は川越市と酷似
- 現地巡礼の際はマナーと安全に配慮