「鬼滅の刃」に登場する「雷の呼吸」には、壱ノ型・霹靂一閃から漆ノ型・火雷神まで、どのような型があるのでしょうか。
雷の呼吸は我妻善逸を代表する呼吸ですが、善逸が使える型と、兄弟子の獪岳や師匠の桑島慈悟郎が使える型には違いがあります。
この記事では、「鬼滅の刃」の雷の呼吸について、全ての型を一覧で紹介するとともに、霹靂一閃の六連・八連・神速などの派生技、善逸が編み出した火雷神との違いまでわかりやすく解説します。
この記事を読むとわかること
- 雷の呼吸・壱ノ型から漆ノ型までの全型一覧!
- 霹靂一閃の六連・八連・神速と火雷神の違い
- 善逸・獪岳・桑島慈悟郎が使える型の違い
鬼滅の刃「雷の呼吸」の全型一覧!壱ノ型・霹靂一閃から漆ノ型・火雷神まで
「鬼滅の刃」に登場する雷の呼吸には、もともと壱ノ型から陸ノ型まで6つの型があり、そこへ我妻善逸が独自に編み出した漆ノ型「火雷神」が加わります。
善逸が使えるのは基本的に壱ノ型「霹靂一閃」とその派生技、そして自ら生み出した漆ノ型「火雷神」です。
一方、兄弟子の獪岳は弐ノ型から陸ノ型を使うため、2人の戦いを見ると雷の呼吸が「一撃特化」だけではなく、連撃や広範囲攻撃にも対応した流派であることがわかります。
| 型 | 技名 | 主な特徴 | 作中で確認できる主な使い手 |
| 壱ノ型 | 霹靂一閃 | 超高速の踏み込みから繰り出す一閃 | 我妻善逸 |
| 弐ノ型 | 稲魂 | 一瞬で繰り出す五連撃 | 獪岳 |
| 参ノ型 | 聚蚊成雷 | 相手の周囲を動きながら繰り出す連続攻撃 | 獪岳 |
| 肆ノ型 | 遠雷 | 離れた相手にも対応する攻撃 | 獪岳 |
| 伍ノ型 | 熱界雷 | 下方から上方へ斬り上げる攻撃 | 獪岳 |
| 陸ノ型 | 電轟雷轟 | 広範囲へ多数の斬撃を放つ攻撃 | 獪岳 |
| 漆ノ型 | 火雷神 | 善逸が編み出した超高速の独自技 | 我妻善逸 |
壱ノ型「霹靂一閃(へきれきいっせん)」
壱ノ型「霹靂一閃」は、雷の呼吸を象徴する超高速の居合い斬りです。脚に力を集中させ、爆発的な踏み込みによって相手との距離を一気に詰め、その勢いを乗せて頸を斬るという非常にシンプルな技ですが、だからこそ踏み込みの速さ、姿勢、抜刀、斬撃までの一連の動作を極限まで磨く必要があり、雷の呼吸の基本が凝縮された型といえます。
善逸は雷の呼吸の修業を受けながら、弐ノ型以降を身につけることができず、長い間この霹靂一閃だけを使って戦ってきましたが、師匠である桑島慈悟郎から「一つのことしかできないなら、それを極め抜け」という趣旨で鍛えられたことで、ひとつの型を反復して磨き続け、通常の霹靂一閃だけでなく六連・八連・神速へと応用できるほど完成度を高めています。
霹靂一閃の強さは、多くの技を使い分けるのではなく「相手が対応する前に一撃で決める」という点にあります。善逸が戦闘になると普段とは別人のような動きを見せる印象が強いのも、この型が持つ圧倒的な速度と静から動へ瞬時に切り替わる演出によるところが大きく、雷鳴のような轟音とともに一瞬で間合いを消す姿は、まさに雷の呼吸という名前を体現しています。
霹靂一閃の派生技「六連・八連・神速」
善逸は壱ノ型しか習得できなかった一方で、その壱ノ型を徹底的に磨くことで「霹靂一閃 六連」「霹靂一閃 八連」「霹靂一閃 神速」という派生技を生み出していますが、これらは雷の呼吸に存在する別の型ではなく、壱ノ型「霹靂一閃」を連続使用したり、速度をさらに高めたりした善逸独自の応用技として理解するとわかりやすいでしょう。
六連は霹靂一閃を6回連続で繰り出しながら相手へ迫る技で、那田蜘蛛山で蜘蛛の鬼との戦いに使用され、その後さらに発展した八連では8回の高速移動を連続させることで、一直線に近づくだけでは対応しづらい相手にも食らいつけるようになっており、同じ壱ノ型でも反復回数と移動を組み合わせることで攻撃へのつなげ方を変えていることがわかります。
そして「神速」は、その名前の通り霹靂一閃の踏み込みをさらに速くした切り札で、遊郭での戦いでは上弦の鬼を追い詰めるほどの速度を見せますが、脚への負担が非常に大きく、無制限に使える技ではありません。単純に「六連より八連、八連より神速が上」というより、六連と八連は連続移動、神速は一度の爆発的な加速を重視した派生と考えると、それぞれの違いを整理しやすくなります。
弐ノ型「稲魂(いなだま)」
弐ノ型「稲魂」は、一瞬のうちに五連撃を放つ連続攻撃型の技です。壱ノ型の霹靂一閃が爆発的な踏み込みから一撃で勝負を決める型であるのに対し、稲魂は短時間に複数回の斬撃を重ねる点が大きな違いであり、雷の呼吸が必ずしも一撃必殺だけに特化した流派ではないことを示しています。
作中では鬼となった獪岳が善逸との戦いで使用しており、獪岳は人間だった頃に習得した雷の呼吸と鬼となって得た血鬼術を組み合わせることで、通常の剣技とは異なる性質を持つ黒い雷のような攻撃を繰り出しています。そのため、善逸が知っている雷の呼吸の型でありながらも、鬼の力が加わった獪岳の攻撃は威力や危険性が増していました。
善逸は壱ノ型しか使えず、反対に獪岳は壱ノ型だけを使えなかったため、2人は同じ師匠から雷の呼吸を学びながら、習得した技が対照的です。稲魂はその違いを最初にわかりやすく示す型のひとつであり、一点突破型の善逸に対して、多彩な型と連撃を使う獪岳という戦闘スタイルの差が表れています。
参ノ型「聚蚊成雷(しゅうぶんせいらい)」
参ノ型「聚蚊成雷」は、相手の周囲を高速で移動しながら繰り返し斬撃を浴びせる技で、弐ノ型「稲魂」と同じく連続攻撃を得意としていますが、単純にその場で斬撃を重ねるというより、高速移動によって相手を取り囲むように攻めることが大きな特徴です。
「聚蚊成雷」という言葉には、小さな蚊の羽音であっても数多く集まれば雷のような大きな音になるという意味があり、小さなものでも数が集まれば大きな力になることを表す言葉として使われますが、この技もまさにその名前の通り、ひとつの斬撃だけで決めるのではなく、多数の攻撃を重ねることで相手にダメージを与えていきます。
霹靂一閃が相手へ一直線に迫るイメージの強い技なのに対し、聚蚊成雷は敵の周囲を動き回りながら攻撃できるため、雷の呼吸が持つ高速移動を異なる方向へ応用した型と考えられます。獪岳はこの技にも鬼の血鬼術を組み合わせているため、善逸との戦いでは「速さ」だけでなく、複数方向から迫る斬撃そのものが脅威になっていました。
肆ノ型「遠雷(えんらい)」
肆ノ型「遠雷」は、雷の呼吸の中でも離れた相手に攻撃を届かせる性質を持つ型として描かれています。壱ノ型「霹靂一閃」が自分自身を高速で前進させて間合いを一瞬で詰める技なのに対し、遠雷は攻撃範囲を前方へ広げるため、近接戦闘を基本とする雷の呼吸の中では使い勝手の異なる技です。
作中では獪岳が善逸と遭遇した直後に使用しており、黒い雷を伴う攻撃が善逸へ向かって放たれますが、善逸はその動きを見切ってかわし、逆に獪岳へ接近して反撃しています。この場面からも、型の種類を多く使えることがそのまま勝敗を決めるわけではなく、相手の技を見切る経験や、自分が得意とする型をどこまで磨いているかが重要だとわかります。
「遠雷」とは文字通り遠くで鳴る雷を連想させる言葉であり、名前からもほかの型より距離を意識した技であることが伝わります。雷の呼吸には超高速の接近、連続攻撃、周囲への攻撃だけでなく、中距離までカバーできる技が揃っているため、壱ノ型だけを見るよりも弐ノ型以降まで知ることで流派全体の幅広さが見えてきます。
伍ノ型「熱界雷(ねつかいらい)」
伍ノ型「熱界雷」は、下方から上方へ向かって刀を振り上げるように斬撃を放つ型で、獪岳が善逸との戦いで使用しています。低い位置から高い位置へ攻撃を通す性質を持つため、横方向や直線的な攻撃とは異なる軌道で相手を狙えることが、この型の特徴といえるでしょう。
技名に使われる「熱界雷」は気象に関係する言葉でもあり、強い日射などによる上昇気流で生じる「熱雷」と、異なる性質の空気が接することで生じる「界雷」を組み合わせた名称と考えられます。作中の雷の呼吸では、こうした雷や気象に関係する語句が技名として使われており、技の軌道や威力のイメージを印象的に伝えています。
獪岳が使う場合はさらに血鬼術が組み合わさるため、斬撃を受けた善逸の身体には通常の刀傷だけでは終わらない危険な影響が残ります。人間として習得した雷の呼吸と、鬼となって得た能力を融合させている点こそ、獪岳の雷の呼吸の最大の特徴であり、善逸が知る型であっても簡単には対処できない理由になっています。
陸ノ型「電轟雷轟(でんごうらいごう)」
陸ノ型「電轟雷轟」は、多数の雷のような斬撃を広い範囲へ放つ技です。ここまでの弐ノ型から伍ノ型には五連撃、周囲への連撃、距離を取った攻撃、斬り上げといった特徴がありましたが、陸ノ型では攻撃範囲そのものが大きく広がり、複数の方向から一気に相手を追い込むような性質が強くなっています。
獪岳は善逸との戦いでこの技を繰り出し、広範囲に走る黒い雷のような攻撃によって善逸へダメージを与えます。壱ノ型「霹靂一閃」が「一点へ最高速度で踏み込む」技だとすれば、電轟雷轟は「広い範囲を多数の斬撃で覆う」技と整理でき、同じ雷の呼吸でも戦い方は大きく異なります。
善逸が漆ノ型「火雷神」を編み出す以前、雷の呼吸は壱ノ型から陸ノ型までが基本となる型でした。その中で陸ノ型は数字上では最後に位置するため、雷の呼吸が一撃、連撃、移動、遠距離、広範囲と段階的にさまざまな攻撃方法を備えていることを象徴する技でもあり、壱ノ型しか使えない善逸と弐~陸ノ型を扱う獪岳の違いがもっとも鮮明に表れる型のひとつです。
漆ノ型「火雷神(ほのいかずちのかみ)」
漆ノ型「火雷神」は、もともとの雷の呼吸に存在した型ではなく、我妻善逸自身が編み出した独自の型です。善逸は弐ノ型から陸ノ型を身につけることができませんでしたが、壱ノ型「霹靂一閃」を極限まで磨き続けた経験を土台に新たな技へ到達しており、「ひとつしかできなかった」ことが最終的には善逸だけの強みへ変わったことを示しています。
火雷神は超高速の踏み込みから相手へ斬撃を叩き込むという点では霹靂一閃に近い一方、作中では雷の龍を思わせる迫力ある演出とともに描かれ、鬼となって身体能力を高めた獪岳でさえ反応できないほどの速度を見せます。つまり火雷神は霹靂一閃とは別系統の技というより、善逸が壱ノ型を極め続けた先で生み出した新たな到達点と見ると、その意味がわかりやすくなります。
さらに重要なのは、善逸がこの技を兄弟子である獪岳と肩を並べて戦うために考えていたことです。しかし実際には、鬼となった獪岳との決着をつけるために使うことになり、善逸は自ら生み出した漆ノ型で兄弟子の頸を斬ります。霹靂一閃を極めた善逸だからこそ生み出せた火雷神は、雷の呼吸に新たな型を加えた技であると同時に、善逸の成長と師弟関係の結末を象徴する技でもあります。
鬼滅の刃「雷の呼吸」の使い手は善逸・獪岳・桑島慈悟郎!使える型の違いを解説
「鬼滅の刃」で雷の呼吸に深く関わる人物は、我妻善逸、獪岳、そして2人を指導した元・鳴柱の桑島慈悟郎です。
善逸は壱ノ型、獪岳は弐ノ型から陸ノ型という対照的な才能を持ち、善逸はさらに独自の漆ノ型「火雷神」を生み出しました。
同じ師匠から雷の呼吸を学びながら、習得できた型も戦い方も大きく異なる点を知っておくと、善逸と獪岳の最終的な対決がより印象深いものになります。
| 使い手 | 使える型・特徴 |
| 我妻善逸 | 壱ノ型「霹靂一閃」を習得し、六連・八連・神速へ発展。独自に漆ノ型「火雷神」を編み出す |
| 獪岳 | 壱ノ型だけを習得できず、弐ノ型から陸ノ型を使用する |
| 桑島慈悟郎 | 元・鳴柱であり、雷の呼吸の使い手として善逸と獪岳を指導した育手 |
我妻善逸は壱ノ型を極めて漆ノ型「火雷神」を編み出した
我妻善逸は桑島慈悟郎から雷の呼吸を教わったものの、本来は壱ノ型から陸ノ型まで存在する中で、習得できたのは壱ノ型「霹靂一閃」だけでした。本人にとっては大きなコンプレックスだったと考えられますが、慈悟郎はひとつのことしかできないのであれば、それを極限まで磨き抜く方向へ善逸を導きます。
その結果、善逸は霹靂一閃を繰り返す「六連」「八連」や、一度の踏み込みをさらに高速化した「神速」まで使えるようになります。使える型の数だけを見れば少なくても、ひとつの型の精度と速度を極限まで高めることで格上の鬼とも渡り合えるようになったため、善逸の成長は「技を増やすことだけが強さではない」とわかる好例でしょう。
そして善逸は壱ノ型を極めるだけでは終わらず、ついに自分自身で漆ノ型「火雷神」を編み出します。善逸はこの技を兄弟子である獪岳と肩を並べて戦うために考えていましたが、皮肉にも実際に刀を向けることになった相手は鬼となった獪岳でした。「壱ノ型しかできなかった剣士」が雷の呼吸に新しい型を加えたという点は、善逸の成長を象徴する重要な部分です。
獪岳は壱ノ型を使えず弐ノ型から陸ノ型を習得している
善逸の兄弟子である獪岳も桑島慈悟郎から雷の呼吸を学んでいましたが、善逸とは正反対の弱点を持っていました。獪岳は弐ノ型から陸ノ型までを習得している一方、雷の呼吸の基本とされる壱ノ型だけを習得できませんでした。善逸が壱ノ型しか使えないのに対し、獪岳は壱ノ型だけが使えないという対照的な関係です。
獪岳が使う弐ノ型「稲魂」、参ノ型「聚蚊成雷」、肆ノ型「遠雷」、伍ノ型「熱界雷」、陸ノ型「電轟雷轟」は、連撃や広範囲攻撃など、それぞれ異なる特徴を持っています。さらに鬼となった獪岳は血鬼術によって自身の斬撃を強化しており、雷の呼吸による剣技と鬼の能力を組み合わせた独特の戦闘スタイルを完成させていました。
ただし、多くの型を扱える獪岳とひとつの型を磨き抜いた善逸の違いは、単純に「どちらの才能が上か」という話ではありません。善逸と獪岳には互いに欠けているものがあり、慈悟郎にとっては2人で雷の呼吸を受け継いでいく可能性もあったと読み取れます。それだけに、獪岳が鬼となり、最終的に2人が剣を交える展開には、同じ雷の呼吸を学んだ兄弟弟子だからこその重さがあります。
桑島慈悟郎は雷の呼吸の基本となる壱~陸ノ型を習得していた
桑島慈悟郎は善逸と獪岳に雷の呼吸を教えた育手であり、かつて鬼殺隊で「鳴柱」を務めていた人物です。善逸からは「じいちゃん」と呼ばれており、厳しい修業から何度も逃げ出そうとする善逸を連れ戻しながら、雷の呼吸の基本と剣士としての心構えを叩き込んだ師匠でもあります。
雷の呼吸は本来、壱ノ型から陸ノ型までで構成されており、慈悟郎はその流派を後進へ伝える立場にありました。一方で、物語の本編では現役時代の慈悟郎がそれぞれの型を実戦で披露する場面が詳しく描かれているわけではありません。そのため、善逸や獪岳のように「作中でこの型を実際に使用した」と確認できる描写とは分けて考えるほうが正確です。
重要なのは、慈悟郎が壱ノ型しか習得できない善逸も、壱ノ型だけを習得できない獪岳も見捨てず、どちらも自分の後継者として育てようとしていたことです。特に善逸に対しては、できない型ばかりに目を向けさせるのではなく、できるひとつを極める道を示しました。この教えがなければ、後の霹靂一閃・神速や火雷神へ到達する善逸も存在しなかったと考えると、慈悟郎は善逸の強さの土台を作った人物といえるでしょう。
霹靂一閃と火雷神の違いは?善逸が生み出した漆ノ型の特徴
霹靂一閃と火雷神はどちらも善逸を代表する超高速の技なので、何が違うのかわかりにくいかもしれません。最も大きな違いは、霹靂一閃が雷の呼吸にもともと存在する壱ノ型なのに対し、火雷神は善逸自身が編み出した漆ノ型であることです。
霹靂一閃では脚に力を集中させて一気に間合いを詰め、その速度を生かして抜刀と斬撃を行います。善逸はこの基本動作を徹底的に鍛えることで六連・八連・神速へ発展させました。一方の火雷神も高速の踏み込みを生かしますが、雷の龍を思わせる演出とともに放たれる独自の一撃であり、霹靂一閃を極めてきた善逸の技術と経験が、新しい「型」という形で結実した技と見ることができます。
| 比較 | 霹靂一閃 | 火雷神 |
| 位置づけ | 雷の呼吸・壱ノ型 | 雷の呼吸・漆ノ型 |
| 考案者 | 雷の呼吸にもともと存在する型 | 我妻善逸 |
| 特徴 | 高速の踏み込みから一気に斬る | 善逸が壱ノ型を極めた経験を生かした独自の高速斬撃 |
| 派生 | 六連・八連・神速 | 作中で派生技は描かれていない |
そして火雷神が特別なのは、単に霹靂一閃より派手な必殺技だからではありません。善逸は獪岳と対等になり、ともに戦うことを思い描きながらこの型を考えていましたが、実際には獪岳との決着に使用することになります。火雷神は「壱ノ型しか使えない」という善逸の弱点から生まれたのではなく、壱ノ型を誰よりも磨き続けたからこそ生み出せた新しい型であり、霹靂一閃との最大の違いもそこにあります。
鬼滅の刃の雷の呼吸・全型と使い手についてまとめ
「鬼滅の刃」の雷の呼吸は、壱ノ型「霹靂一閃」から陸ノ型「電轟雷轟」までが基本となり、そこへ善逸が生み出した漆ノ型「火雷神」が加わります。
善逸は壱ノ型、獪岳は弐ノ型から陸ノ型を得意としており、同じ雷の呼吸でも戦い方は大きく異なります。
型の数だけで強さが決まるのではなく、自分が使える技をどこまで磨き抜けるかという点が、雷の呼吸と善逸の成長を理解するうえで重要なポイントです。
雷の呼吸はスピードと一撃に特化した呼吸
雷の呼吸といえば、善逸が使う壱ノ型「霹靂一閃」の印象が強く、最大の特徴は爆発的な脚力を生かした高速移動と、一瞬で勝負を決める鋭い斬撃です。特に霹靂一閃は、相手との距離を一気に消して頸を狙うという非常にシンプルな技だからこそ、踏み込みの速さと抜刀の精度がそのまま強さにつながります。
ただし、雷の呼吸全体を見ると、必ずしもすべての型が「一直線に高速で斬る」技というわけではありません。弐ノ型「稲魂」は五連撃、参ノ型「聚蚊成雷」は相手の周囲を回りながらの連続攻撃、肆ノ型「遠雷」は距離を取った攻撃、陸ノ型「電轟雷轟」は広範囲への斬撃というように、雷の速さを生かしながら、連撃・間合い・攻撃範囲を変化させる多彩な型が存在します。
そのため、雷の呼吸は単純なスピード特化の流派というより、速さを軸にしながら相手との距離や攻撃回数を変えて戦う呼吸と考えるとわかりやすいでしょう。中でも善逸はその特徴を極端なまでに壱ノ型へ集中させた剣士であり、雷の呼吸が持つ「一瞬の加速」という強みを誰よりもわかりやすく体現した使い手といえます。
善逸は壱ノ型を極めることで独自の漆ノ型へ到達した
善逸は雷の呼吸のすべての型を習得できたわけではなく、使えたのは基本的に壱ノ型「霹靂一閃」だけでした。しかし、六連、八連、神速といった派生技へ発展させることで、「ひとつしか使えない」という弱点を「ひとつを誰よりも極めている」という強みに変えていきます。
そして、その積み重ねの先に生まれたのが漆ノ型「火雷神」です。火雷神はもともとの雷の呼吸に存在した技ではなく、善逸自身が生み出した新しい型であり、獪岳との決戦で初めてその真価を見せます。壱ノ型だけを繰り返し磨いてきた経験がなければ、この新しい型へ到達することはできなかったと考えると、火雷神は善逸の努力そのものが形になった技といえるでしょう。
雷の呼吸の全型を振り返ると、善逸と獪岳は互いに不足している型を持つ対照的な兄弟弟子でした。それでも最終的に善逸は、自分にない型を無理に追い求めるのではなく、できることを徹底的に磨き続けた先で新しい道を切り開いています。霹靂一閃から火雷神へ至る流れは、雷の呼吸の技一覧という枠を超えて、善逸というキャラクターの成長を象徴する物語でもあります。
この記事のまとめ
- 雷の呼吸は壱ノ型から陸ノ型までが基本の型!
- 霹靂一閃には六連・八連・神速などの派生技が存在
- 善逸は壱ノ型・霹靂一閃を徹底的に極めた使い手
- 獪岳は壱ノ型を使えず、弐ノ型から陸ノ型を習得
- 桑島慈悟郎は雷の呼吸の壱~陸ノ型を習得
- 漆ノ型・火雷神は善逸が独自に編み出した型!
- 雷の呼吸は圧倒的なスピードと一撃が大きな特徴

