「推しの子」「 かぐや様」 繋がりは本当？世界観や時系列を解説

『推しの子』と『かぐや様は告らせたい』は、一見ジャンルも登場人物も異なる作品ですが、実は意外な「繋がり」があることをご存知でしょうか？

両作の原作者である赤坂アカ氏が、世界線や登場キャラに関する共通性を明言したことで、ファンの間でも考察が活発になっています。

この記事では、『推しの子 かぐや様 繋がり』に焦点を当て、具体的な共通点や時系列、さらにもう一つの作品『恋愛代行』との関連性まで、わかりやすく解説します。

『推しの子』と『かぐや様』は繋がっていると原作者が公言

『推しの子』と『かぐや様は告らせたい』は、それぞれ独立したストーリーを持つ作品ですが、近年ファンの間では両者の世界観が共通しているという声が高まっています。

この考察に対し、ついに原作者・赤坂アカ氏が明確な回答を出したことで、議論は新たな段階に突入しました。

以下では、その根拠や作品内での描写をもとに、繋がりを具体的に見ていきます。

赤坂アカが明言した世界線の一致

赤坂氏は読者の質問に答える形で、『推しの子』と『かぐや様』が同一の世界に存在していることを公式に認めています。

「かぐや様は告らせたい 目安箱」という企画での発言によるもので、この回答により両作の関係性は単なるファンサービスにとどまらず、設定として明文化されたことがわかります。

これにより、作中の一部キャラや設定が交差するのは偶然ではなく、意図的な演出であると理解できます。

作中に共通して登場する「今日あま」

「今日は甘口で（略称：今日あま）」という架空の漫画は、両作品にたびたび登場しています。

『推しの子』ではアクアや有馬かなが出演する実写ドラマの原作として、『かぐや様』では泣ける恋愛漫画として登場し、キャラたちが感情を揺さぶられるシーンが描かれています。

このような同一作品の登場は、世界の重なりを示す強力な手がかりとなっています。

コラボ漫画や特別編でのクロスオーバー

両作品のファンを驚かせたのが、公式コラボ漫画「生徒会は【推し】たい？」の存在です。

ここでは、『かぐや様』のキャラクターたちが『推しの子』の話題に触れ、アイを推すシーンやアクアの出演映画を語る描写がありました。

また、『推しの子』特別編では、ルビーが『かぐや様』のキャラと実際に接点を持つ場面が描かれ、同じ世界の住人であることが物語上でも示唆されました。

『推しの子』は『かぐや様』の未来？時系列を読み解く

世界線の一致が明らかになった今、気になるのはその時間軸です。

両作品に登場するキャラクターの年齢や立ち位置から、過去と未来の関係性を探ることができます。

このパートでは、赤坂氏の発言をもとに、どちらが先に起きた出来事なのかを紐解いていきます。

高校時代のキャラたちが大人に成長して登場

赤坂氏によれば、『推しの子』は『かぐや様』から数年が経過した後の物語とされています。

具体的には、『かぐや様』に登場した白銀や四宮らが高校を卒業し、それぞれ大人になった時代が『推しの子』にあたるようです。

この前提に立つと、劇中で描かれる芸能界の人間関係や社会背景も、より現代的なものとして受け止めることができます。

コラボエピソードが示す時間軸の整合性

前述のコラボ漫画では、アクアが出演した映画「それが始まり」について『かぐや様』の生徒会メンバーが語る場面があります。

この描写が示しているのは、アクアの子役時代がちょうど『かぐや様』本編の頃に重なっていた可能性です。

こうした断片的な描写の積み重ねが、2作品の時系列的な繋がりを裏付けています。

キャラクター設定にも繋がりが！隠された関係性

作品同士の繋がりは、背景設定やサブキャラクターにも及んでいます。

特に姓が一致するキャラや、登場する架空メディアの一致が、ファンによる考察を後押ししています。

ここでは、赤坂アカ氏が明言した事実や、作中の共通アイテムを紹介します。

不知火フリルと不知火ころもは実の姉妹

『推しの子』で人気のキャラ・不知火フリルと、『かぐや様』に登場する不知火ころもが姉妹であることは、公式設定として明らかにされています。

フリルは多才な芸能人、ころもは高校生アイドルという違いはあるものの、共に同じ芸能界を舞台にしている点でもリンクが見られます。

このように、血縁関係まで明示されているキャラが存在することは、両作品の統一された設定の象徴と言えるでしょう。

「ミドジャン」など共通するメディア設定

『かぐや様』で石上優が読んでいた雑誌「ミドジャン（週刊ミドルジャンプ）」は、『推しの子』でも登場します。

フリルが話しかけた相手を「ミドジャンの表紙で見た」と語っており、実在するメディアのように扱われていることが分かります。

このような固有名詞の共通性は、作品世界の連続性を感じさせる細やかな演出です。

ぴえヨンと『かぐや様』キャラの驚きの関連説

筋トレ系YouTuber・ぴえヨンの正体については、SNSを中心に様々な憶測が飛び交っています。

中でも有力視されているのが、『かぐや様』に登場する応援団長・風野がぴえヨンに成長したという説です。

声優やキャラの特徴が共通しており、「成長後の姿なのでは」という考察が広がっています。

『恋愛代行』も同じ世界！3作品を結ぶ最新伏線

2023年より連載が開始された『恋愛代行』も、赤坂アカ氏による作品です。

実はこの作品にも、『推しの子』と繋がる明確な描写が含まれています。

3つの作品が一つの世界で展開していることは、今後の物語展開にも大きく関わってきそうです。

不知火フリルの登場で見えたリンク

『恋愛代行』の劇中で登場した小説「暗黒暗号シリーズ」は、不知火フリルが主演を務めた作品として言及されています。

これにより、『推しの子』の登場キャラが新作にも関与していることが明確になりました。

作者自らが示したこの設定は、3作品の関係を繋ぐ重要なピースとなっています。

時系列的には『恋愛代行』が最新か？

現在のところ、正式な時系列は明かされていませんが、連載開始の順序やキャラの立ち位置から、『恋愛代行』は『推しの子』の後の話ではないかと考察されています。

時系列の解釈によって、過去・現在・未来の構図がより明確になるため、今後の描写にも注目が集まっています。

伏線の回収や新たな繋がりの登場も期待されています。

推しの子 かぐや様 繋がりの全体像と今後の注目ポイント

ここまで見てきた通り、3作品には明確な繋がりが存在し、ストーリーやキャラクターを通じて複数の共通点が仕込まれています。

それぞれの作品を理解するうえで、この関係性を知っておくことは非常に有益です。

最後に、それらを整理した上で、どのように楽しむべきかをご紹介します。

3作品の関係図と読む順番のおすすめ

• 『かぐや様』：高校時代を中心とした物語
• 『推しの子』：その後の時代、芸能界が舞台
• 『恋愛代行』：さらに進んだ時代または並行世界？

この順に読むことで、登場人物の変化や世界観の進化をより深く理解できます。

赤坂アカ作品の世界観をより深く楽しむには

今後のスピンオフやコラボ企画では、新たな接点や隠れたリンクが登場する可能性もあります。

赤坂アカ氏が手がける作品は、単なるストーリーを超えて、作品同士が繋がる“もう一つの楽しみ”を提供しています。

読み返すたびに新たな発見がある、そんな奥深い構成に今後も注目が集まります。